妊活自然療法Blog

あまり知られていないメチレーションを使った妊活方法

妊活をし始めて、何をしてもうまくいかないのであれば、メチレーションが原因かもしれません。
メチレーションという言葉は聴きなれないと思います。簡単に言えば、遺伝子変異を改善する方法です。
分子栄養学では、妊活している方には是非してもらいたい検査です。メチレーション検査は色々な方がされておりますが、Dr. エイミー・ヤスコの回復プロトコールをワンネスではオススメしておりますので、Dr. エイミー・ヤスコの考え方でメチレーションはいったいどういうものなのかについてお話していきます。

分子レベルのお話なので少し難しいと感じるかもしれませんが、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思います。

メチレーション回路とは


この図を見ただけで頭が痛くなりそうですね。
メチレーション回路とは、簡単に言うと歯車が4つあり、この4つの歯車がぐるぐる回転することで最終産物の1つであるメチル基が産生されます。
メチル基って何?ですよね。
メチル基は『CH3』という分子で3つの水素と1つの炭素でできています。体の中にあるすべての細胞内で毎数秒億回、このメチル基が他の分子とくっついたり離れたりすることをメチレーションと言います。遺伝子のON/Offを調節するためにメチル基体中を動き回っています。
メチル基が他の分子に結合するものとして、DNAやRNA、化学物質、神経伝達物質、ホルモン、免疫システムなどがあります。メチル基がうまくたくさん作られれば、メチレーション回路を円滑に動かすことができます。しかし、結合する先を間違えてしまうとメチレーション機能に障害を生じてしまうのです。

たとえば、メチレーションによってRNAがウラシルにメチル基がくっつくとDNAのチミンに変わるのですが、きちんとメチレーションが行われなければ、これをチミンに変えられなくなるということです。そうすると、DNA産生にまで影響を与えてしまうのです。
他にもメチレーション回路でのメチル基はアミノ酸、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、酵素などになりますので、メチレーションの働きをみるということはすごく大切なのです。

メチレーション回路は何しているの?


メチレーションは、遺伝子発現を調節するために必要不可欠なものです。では、何をしているのでしょう。
いろんなことをしているメチレーション回路ですが、Dr.エイミー・ヤスコが考える特に重要なのは、6つです。

① DNAの修復と構築
DNAは設計図で遺伝子情報を持っていますので、DNAの合成がきちんと行われるためには、メチレーションが必要です。

② 免疫機能
メチレーション回路が回っているときに突然遺伝変異が起きてしまうと、T細胞が作られなくなってしまいます。
T細胞の仕事は、免疫細胞の一つで体の中に敵がきたら、色々な免疫細胞が出動してやっつけるのですが、T細胞は免疫反応の司令塔の役割を持っています。
T細胞が作られなくなるとB細胞がどんどん増えてしまうのです。
B細胞の仕事は、敵かどうかを見極めて過去に遭遇したことがあるかなどを判断します。一度会った敵は覚えているのです。しかし、B細胞が増えすぎることによって突然変異が起きると抗体が増えすぎて自己免疫疾患につながることもあります。

③ 消化器系の疾患
免疫細胞が多く胃腸に住んでいるので、免疫細胞と胃腸との相互関係があることはご存知の方も多いと思います。胃腸に問題を抱えているとメチレーションの機能が落ち、T細胞もあまり作られない状態になると、ヒスタミンが高まる傾向にあります。
ヒスタミンは、体の炎症やアレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与しているのですが、胃腸の細胞にも存在しています。胃腸に炎症があってヒスタミンが過剰に反応してしまうとリーキーガット症候群やアレルギーの原因にもなってしまいます。

④ DNAサイレンシング
DNAサイレンシングとは、望まないDNAの発現を抑制するシステムのことをいいます。
遺伝子が働くためには、遺伝子発現をするためのON/OFFのスイッチを調節することが大切です。メチレーションが不足してしまうと発現しなくても良いDNAまでも発現してしまうことがあるのです。そうすると、ウィルスの遺伝子が発現してしまって慢性的なウィルス感染を起こしてしまいます。ウィルスはDNAの中に金属を抱合し潜伏させてしまう働きもあるので重金属を体の中に蓄積させてしまう原因にもなってしまいます。

⑤ 神経伝達物質のバランス
神経伝達物質は、セロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリン、エピネフリンなどがバランスよくコントロールされていることが重要です。ここでメチレーションがうまくいかなければ、精神面での影響が強く出てしまいます。

⑥ 重金属の解毒
体の中の重金属は、鉄、亜鉛、銅も入ります。環境から入るものとしては、水銀、鉛、ヒ素、カドミウムなどがあります。日本人はまぐろなどの大魚を食べることが多いので水銀の蓄積が多くなってしまう方がいますし、ヒ素やカドミウムは食品に含まれていることが多いですね。
重金属ではありませんが、アルミニウムも有害物質で、アルミホイルだけでなく、日常生活用品や薬、ワクチンなどにも含まれています。
先ほども上げましたが、細菌やウィルスは金属を抱合して体内に潜伏させます。
これらの重金属は脳神経の神経シグナル伝達に重要な髄鞘形成を抑制してしまいます。そうすると脳神経の働きが低下してしまうのです。

このように体中でメチレーションが起きていますので、どこかで問題がありメチレーション回路の動きが悪くなったり止まってしまうと体に悪影響を及ぼします。

どうやってメチレーション回路が動いるのかが分かるの?


このメチレーション回路が円滑に動いているかどうかを調べるのにどんなものがあるのでしょうか。
不妊の原因を探るには、人により異なりますので全ての検査を受けるということではなく、メチレーション回路を探るのに19個のテストがあるということをお伝えします。

MPA(メチレーション関連遺伝子検査)
人には個体差があり、人により滞る場所は異なります。このMPAでは、問題となっている場所がどこにあるのかを教えてくれます。

バイオケミカル検査
① HE(毛髪ミネラル検査)
毛髪は髪の毛を2.5cm切って調べるので、だいたい2~3か月間の有害金属や必須ミネラルの状態を知ることができます。

② UTM(尿有害金属検査)/UEE(尿必須ミネラル検査)
これらは尿検査で、尿をとった日の状態が分かります。その日に出た環境毒素がどのようなものかを知ることができます。

③ FMT(糞便中メタル検査)
便検査でも毒性金属の排泄状態を知ることができます。腸内細菌叢のバランスに異常があると尿よりも便により多くの金属の排泄物を確認できます。

④ Organix Basic Profile Test(尿有機酸検査)
この検査では、葉酸やビタミンB12、ドーパミン・セロトニンなどの神経伝達物質の代謝分解産物、ミトコンドリア機能の状態をみます。

⑤ UAA(尿アミノ酸検査)
体の中にあるアミノ酸の情報がわかり、アミノ酸の不足だけでなく、メチレーション回路の問題点も確認できます。

⑥ CSA(総合便検査)
広範囲の便の細菌を検出する検査です。悪性菌や酵母に対しては天然成分、抗生剤、抗真菌剤への感受性を確認できます。また、消化マーカー、炎症マーカー、免疫マーカー、便pHもわかります。

⑦ H. pylori DNA GI-MAP(便DNA検査)
細菌や細菌毒素をDNAレベルでみます。ここでは、ヘリコバクターピロリ菌、クロストリジウム、ディフィシル毒素A、毒素B、E.Coli、サルモネラ、赤痢菌などの毒性もみることができます。また、抗生物質への抵抗性も調べられます。

⑧ NC(神経伝達物質検査)
体や脳における神経伝達物質の機能を尿検査で評価します。

⑨ Neopterin/Biopterin profile test(ネオプテリン/ビオプテリンプロフィル検査)
回路の1つにビオプテリン回路というものがあり、神経伝達物質生成のために重要な役割をしています。ここの動きをみることができます。

⑩ Drinking Water Analysis(水道水メタル検査)
いつも飲んでいる飲料水の中にウラン、ヒ素、アルミニウム、鉛が入っているかどうかを調べられます。

⑪ DNA Oxidative Damage Test(DNA酸化損傷検査)
脂質やたんぱく質、核酸の酸化ストレスによるDNAのダメージをみることができます。

⑫ Hepatic Detox Profile(肝臓解毒機能検査)
肝臓の解毒機能を確認することができます。

⑬ Vitamin D Test(ビタミンD検査)
ビタミンDは血糖調節や骨の健康状態、生殖機能など様々なホルモン作用があります。不足していないかの確認ができます。

⑭ Methylation Plasma Profile(血漿メチレーション検査)
血液検査によりメチレーション回路の中間体レベルを測定できます。

⑮ Parasitology stool test(寄生虫検査)
寄生虫は腸内環境に異常を起こすので寄生虫がいるのかどうかを調べます。

⑯ Urine Oxytocin test(尿オキシトシン検査)
オキシトシンは、「ハッピーホルモン」や「愛情ホルモン」とも言われています。ストレスが多かったりすると減少してしまい、不安やパニックが起きますので、精神面での検査をするのに有効です。

⑰ Celiac & Gluten Sensitivity test(セリアック&グルテン感受性検査)
体の中のアレルゲンとしてグリアジンやグルテンが過剰に反応しているかどうかがわかります。

⑱ Intestinal permeability test(リーキーガット症候群検査)
リーキーガット症候群があるかどうかもみることができます。

Dr.エイミー・ヤスコプロトコールの3ステッププログラムで不妊を改善

Dr.エイミー・ヤスコプロトコールは大きく3つのステップで構成されており、目標とゴールが明確になっています。Dr.エイミー・ヤスコは解毒を重視しています。このプログラムを行ううえで必要に応じて検査を行いますが、その結果はすべてDr.エイミー・ヤスコが直接診断してくれます。
【STEP 1】
上記のMPA検査、1、2、3、5の検査を行い、結果によって基礎的な栄養サポート、ビタミンやミネラルのバランスを整えていきます。STEP 2に入る前に腸内環境を確認します。
【STEP 2】
腸内環境やメチレーションがうまく回るための解毒をサポートします。
【STEP 3】
新しい神経の成長やメンテナンスを行っていきます。

このようにステップがあって今自分がどこにいるのかがわかり、それぞれのステップにおいて栄養療法や必要に応じてDr.エイミー・ヤスコが開発したサプリメントを使うことでより早く妊活できる状態になります。

いかがでしたでしょうか。
メチレーション回路がうまくいっているかどうかでは、真剣に妊活を考えている人にはとても重要だということを分かっていただけたのではないでしょうか。
このメチレーションは複雑なので少しずつまたの機会にお話しします。

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