分子栄養学栄養療法

意外と知られていない副腎疲労で不妊を改善する4つの方法

この記事の監修ドクター:宮澤医院 宮澤賢史先生

妊活をしているけれど、なんだか疲れが出てしまっていたり、頑張れない、イライラしてきているようだったら、それは副腎疲労が隠れているかもしれません。

赤ちゃんが欲しいという気持ちが強すぎて、頑張り過ぎてしまうと、知らず知らずのうちに交感神経が優位になり、副腎から出るコルチゾールを出しすぎて、だんだんと出なくなってきてしまうことがあります。これが副腎疲労です。
これは不妊治療をされている方に多い症状です。

思い当たることがありましたら、副腎疲労度のチェックをしてみてください。副腎疲労が溜まると女性ホルモンにも影響を与えてしまいます。

副腎疲労がどんなもので、どうしたら改善されるのかを書きましたので、お役に立てて頂けたらと思います。

副腎疲労症状のチェックリスト

副腎疲労症候群の症状をまずチェックしてみてください。
見ていただくと分かるのですが、うつ症状と似ているところが多々ありますので、誤診断される場合があります。
以下から、4つ以上当てはまるなら、精神科または心療内科へ行く前に副腎疲労をまず疑ってみましょう。

・朝が起きられない、起きるのが辛い
・十分寝ているにも関わらず疲れが取れない
・塩分が欲しくてたまらない
・いつも疲れている
・以前は楽しかったはずのことでも疲れてしまう
・全てのことが億劫
・毎日をやっとの思いで過ごしている
・日常的なことがとても疲れる
・同じことをするのに以前の何倍もの努力が必要
・ストレスに対処できなくなった
・以前は気にならなかったことが気に障る
・イライラすることが多い
・性欲が低下した
・怪我や病気が治るのに時間がかかるようになった
・椅子やベッドから立ち上がる時クラクラする
・うつ症状がある
・人生に意味を見出せないと感じる
・何をしても楽しくない
・楽しいことがひとつもない
・興味を持てない
・PMS(月経前症候群)が強い・悪化した
・のぼせ、疲れ、イライラがある
・チョコレートを欲する
・食事を抜くと症状(倦怠感など)が悪化する
・コーヒーやお菓子でなんとかつながないといられない
・考えがまとまらない
・優柔不断になった
・記憶力が低下した
・以前に比べて我慢できなくなった
・些細なことで怒りが爆発するようになった
・午前10時まで目覚めない
・午後3時から4時の間はぼんやりしている
・夕食後、やっと元気になる
・生産性が低下した
・仕事や生活の効率が落ちた
・体力、気力の低下を感じる
・カフェイン(コーヒー等)やタバコなどを欲する

副腎疲労とは


副腎は腎臓の上に位置する直径3cmほどの三角の形をした臓器で、脳からの指令に応じて様々なホルモンを分泌し、生体を維持しています。
ここで作られるホルモンの中でも一番重要なのが、元気を出させたり、ストレスを打ち消す働きをもつ「コルチゾール」です。

「コルチゾール」の分泌量は、1日のうちで大きく変動します。朝に多く分泌され、昼過ぎには減り始め、夜にはほとんど出なくなるというリズムがあります。
常にストレスがかかっていたり、体のどこかに炎症が起きたりしていると、副腎は体を守るために24時間コルチゾールを出さなくてはならなくなります。

副腎疲労は主にストレスと栄養失調、体内の炎症がきっかけで「うつ病」のような症状をもたらす病気です。24時間ストレスがかかりっぱなしであったり、炎症が起きている状態だと、副腎がだんだん疲れてきて、最終的には「コルチゾール」を出すことが出来なくなってしまうことを「副腎疲労」と言います。

副腎疲労の3つのステージ

副腎疲労には、3つのステージがあります。自分がどの段階にいるのかを確認してみてください。

副腎疲労の第1ステージ「警告期」

ストレスにさらされて警告を出し始め、ストレスを克服するための反応が高まっていく段階です。日常生活には差し支えはありません。コーヒーなどのカフェインを飲むことで、体を維持している状態です。

副腎疲労の第2ステージ「抵抗期」

「抵抗期」は、ストレスに抵抗するため、副腎からのコルチゾールがたくさん出ている状態です。
大きな仕事を任されたり、仕事の量が増えてしまったり、介護をしなくてはいかないなど、疲れていても、頑張らなきゃという思いが強いので、エネルギッシュに活動しています。
妊活でストレスを抱えている方は多く、赤ちゃんが欲しいという思いから、いろんなことを一生懸命されています。
しかし、交感神経を高めるためにコーヒーなどのカフェインやエナジードリンクをたくさん飲んで頑張ろうとするので、カフェイン中毒にもなる時期です。また、チョコレートなどの甘いものでエネルギーを補給するしかないので、甘い物を食べてしまいます。
その反面、感情が不安定になり、イライラしやすくなります。血圧も上がったり下がったりが激しくなったり、血糖値も安定しなくなってきます。
そうすると、だるい、寝ても疲れが取れない、寝つきが悪い、お昼ご飯を食べた後に睡魔が来るなどの症状が起きます。
女性の場合には、PMSや月経不順になったり、甲状腺機能低下のような症状がみられるようになります。

副腎疲労の第3ステージ「疲弊期」

「抵抗期」で頑張り過ぎてしまって、コルチゾールを長い期間出し続けた結果、コルチゾールがエネルギー切れになり、出すことが出来なくなります。
不妊治療に疲れ切ってしまった方は、かなり副腎疲労を起こしています。そして、一旦中止される方もいます。
この頃になると、倦怠感や疲労感が蓄積されてしまって、朝が起きれなくなります。いつも疲れている状態なので、考えがまとまらなくなったり、記憶力が低下してしまったり、仕事がはかどらなくなってきます。そうすると精神的にも落ち込み、うつ症状が出てきます。
免疫力も低下し、線維筋痛症状やアレルギー、免疫疾患を引き起こすこともあります。
多くの場合、この時期に病院へ行き、甲状腺ホルモン剤やエストロゲン、抗うつ剤が処方されますが、ほとんど症状は改善しません。

副腎疲労の改善方法

副腎疲労は自分でも治せます。その方法をお伝えします。

腸内環境を整える

腸内環境を整えるだけで副腎疲労の7割は改善します。
詳しい内容はこちらをご覧ください。

妊活するなら腸内環境を整えなければ何も始まらない

ライフスタイルの改善

仕事が大変な場合、辞めるのが一番ですが、生活がかかっていたりした場合には、難しいです。仕事の場合は、人間関係の問題もありますので、自分の病状を隠さず、伝えることが自分の体を守ることですので、きちんと伝えましょう。
介護においてもそうだと思いますが、介護保険サービスをうまく利用していきましょう。
妊活においても、自分に合った方法を見つけることが大切です。病院でわからなかった原因が副腎疲労だと分かることでライフスタイルも改善できます。
その他にも、自分のエネルギーが奪われてしまうようなことは出来るだけ避けましょう。
ライフスタイルの改善については「医者も知らないアドレナル・ファティーグ下」の本が参考になります。

食事

食事は簡単なようで、とても難しいです。1日3回考えて作るのはとても大変ですし、外食で悪いものが入っているのはできるだけ摂りたくありません。
無理して食事を作るのではなく、簡単でストレスにならず、しっかり栄養を摂る方法を考えましょう。料理は人によって得意不得意はありますし、好き嫌いもあります。
まずは、炭水化物・小麦製品・乳製品はできるだけ控えめすることがポイントです。

妊活と糖質制限


たんぱく質をしっかり取る工夫も必要です。

不妊の原因はタンパク質不足の食事(=栄養)だった!


ミネラル不足も不妊の原因です。

不妊の原因がミネラル不足の食事(=栄養)だった!

副腎をリラックスさせること

睡眠、食事、運動など全てをリラックスする方向に持っていくことが大切です。コルチゾールは交感神経が高ぶっていますから、副交感神経を優位にするためにはリラックスが必要なのです。
鍼灸やマッサージなどリラックスできるようなこともおすすめです。

いかがでしたでしょうか?不妊の原因の一つには副腎疲労もあります。副腎疲労の疲弊期では、かなり疲れ切ってしまっているので、元に戻るまでに少し時間がかかってしまいます。腸内環境を改善すれば7割まで回復は出来ます。
妊活で頑張っている抵抗期の方は、常に腸内環境を意識して副腎疲労を悪化させずに、楽しく妊活しましょう。

原因がわからない不調がどこから来ているのか、その原因を探るのが分子栄養学です。個体差がありますので、細胞にきちんとエネルギーや栄養が行き届いているのかをカウンセリングして、行き届かない理由を見つけて改善していきます。

不妊の原因は、カラダの中への栄養吸収がうまくいっていないことから妊活している方に役立つ情報を書いています。

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