妊活応援自然療法複合型サロン MHB自由が丘

血液検査を見て不妊の原因が簡単にわかる分子栄養

この記事の監修ドクター:宮澤医院 宮澤賢史先生

病院に通っているけれど、不妊の原因が分からずに時間だけが過ぎていませんか?

ミトコンドリアの機能低下について前回のブログで書きましたが、自分でもある程度体の状態を知ることができるのが血液検査です。
分子栄養学では、健康診断で行った血液検査で栄養が行き届いているかどうかをある程度推測することができます。

実際に、ご自身の血液検査の結果を見ながら、ブログに沿って見ていただければ、自分に何が足りないのか、どうしたら良いのかを一緒に見ていきましょう。
不妊の原因が分かれば、改善するだけ。妊娠への近道になります。

血液検査で栄養状態が分かる

分子栄養学での血液検査の見方は病気を見るものではなく、体の働きを見ます。
血液検査を受けている方は多いと思いますので、ご自身の血液検査の結果をみてください。

酵素活性をみる


このデータのASTからアミラーゼまで、単位がU/Lとなっているところが酵素活性を表す単位です。この数値から体内で酵素がどのくらい働いているかを推定することができます。

ASTとALTはビタミンB6の補酵素となって作られる酵素です。正常はそれぞれ20と分子栄養学では考えます。この方は18と12なので低いことが分かりますね。さらに、ALTの方が数値がASTより数値が低い時の差が2以上の場合は、ビタミンB6不足と考えます。なので、この方はビタミンB6不足があるとみます。

γ-GT(γ-GTP)は、タンパク合成をするときに誘導される酵素なので、低ければたんぱく質不足と考えます。また、解毒酵素でもあるので、正常値に入っていれば解毒能力が良好な状態といえます。
正常値は12~18です。この方は12なので、正常範囲にはなりますが、もう少し上げたいですね。

ALPはアルカリフォスファターゼの略です。これは、正常値が180。亜鉛・マグネシウム・カルシウムによって活性化します。この方は、121でとても少ないので、亜鉛・マグネシウム、カルシウムが不足して活性していないので、不足しているな、と考えられます。

LD(LDH)は乳酸脱水素酵素の略。乳酸をピルビン酸に変えてエネルギーを作り出す酵素で間接的にエネルギーを反映しています。この酵素が働くときにはナイアシンが必要となり、電子伝達系でエネルギーを作る材料にもなります。正常値が180なので、この方は158しかないため、エネルギーが作れていないことになります。ナイアシンが作れないので、ビタミンB群が落ちている可能性もあり、エネルギーも作れていないと考えます。

CK(CPK)はクレアチニンの略です。筋肉量をみます。ここが低ければ運動不足、筋肉不足となりますので、ミトコンドリアの活性が弱いことになります。

抗酸化ストレス・抗酸化力


間接ビリルビンから酸化ストレスを見ます。0.6が正常値で、0.6以上あると酸化ストレスがあると考えます。この方は総ビリルビンから直接ビリルビンを引くと間接ビリルビン0.4。酸化ストレスはなさそうです。

尿酸は、抗酸化力とエネルギーの指標で4が良い値なので、これも大丈夫そうです。

鉄(血清鉄)は、ちょうど100が良いと言われています。この方は51と低いので、たんぱく質、鉄、胃酸、ビタミンC不足と考えられ、腸内環境も良くないとみます。

不妊の原因を解決する方法

実際は、総合的に判断するのですが、このようにこの方を見てみると、栄養不足が不妊の原因になっていることが分かります。
何故なら、この方のビタミンやミネラルが吸収されていないこと、そして酵素の活性もできていないようですし、エネルギーも作れていないようです。
エネルギーが作れていなければ、疲れやすいので、思うように行動もできなかったりします。
鉄不足に関してはブログでも書きましたが、女性の場合、小学校高学年あたりから生理があり、毎月鉄が失われています。徐々に鉄が失われているので、鉄不足と感じている人は少ないです。
結婚して、妊娠する頃には鉄はかなり減ってしまっています。鉄が十分にないと妊娠もできないため、不妊治療のクリニックでは鉄を処方して正常値に戻して妊娠させているケースもあります。
ただ、鉄を入れるのには、腸内環境が整っていなければ、酸化するだけで逆効果ですから、安易にサプリメントとしては入れたくないです。
結論として、この方の場合は血液検査の結果から、腸内環境をまず整えて、しっかり栄養が行き届く食事をするところから始めます。

いかがでしたでしょうか?
実際には、食事内容と毎日の生活の様子、病院では原因不明の不調などをお聞きして、総合的に判断します。この記事で少しでも自分の体の状態が分かり、普段の食事からご自身をケアして、妊活できる体つくりお役立てください。

【腸内環境改善のブログ】

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記事担当:堀内えりさ プロフィール

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